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天体ドームのある家「N邸」

都心からほど近い私鉄駅から徒歩10分くらいの閑静な住宅地に建つ、夫婦の住宅である。

こどもたちも独立し、終の棲家としてご主人は趣味である天体を究める小さな天文台の設置を望まれた。私たちはドームの形状も踏まえ、家全体の軒を周辺より低く抑えた。インテリアには「壁柱」とでも呼ぶ一本の柱を据え、そこに天空からの自然光が映り込み、常に空との関係が身体的に理解できるような穏やかな空間を目指した。

やわらかな光と家族に静かに包まれる家「N邸」

お施主様のレビュー

大学で建築を学んでいた娘の紹介でコンテンポラリーズに設計をお願いすることにしました。妻も建築を学んでいたので、一生に一度は注文建築で自宅を建てたいと思っており二人とも還暦となる昨年は良い機会でした。私は天体観測が趣味で以前は全部で100Kg以上になる機材を車に積み込んで富士山まで星見に行っていたのですが、歳とともに辛くなって望遠鏡はずっと出番が無い状態でした。これを自宅に据え付ければ、最近のデジタル技術で住宅地でもそこそこ星見や撮影ができると思い天体観測ドームの設置を前提に設計を進めていただきました。他にもシャッター付きの車庫や脚を延ばせる浴槽などわがままを言わせてもらい、とても満足しています。 あまり意識していなかったのですが、提案していただいた床暖房や浴室の暖房のおかげでこの冬はとても快適に過ごしています。まさに高齢者の入口ですので、ヒートショックなどを防ぐためには大事な設備だと感じました。外からは開口部が小さく見えるのですが外光が良く入って室内が明るいところもよく考えられた設計だと思います。続きを読む